◎はじめに
脱会に際して、自分が体験した、教団の違法行為とヴァジラヤーナ活動について、お話ししておきたいと思います。なお、ヴァジラヤーナ活動とは、密教で言われるヴァジラヤーナ(金剛乗)の教えに基づいて、救済のためならば、仏教徒が通常守るべき戒律を破って、違法行為・犯罪行為をなすことを正当化する教えに基づいた活動です。
ただし、ヴァジラヤーナの教えの本家であるチベット密教の名誉のために言えば、オウム真理教のヴァジラヤーナの教えの解釈は間違っており、それを一因として、オウムが違法行為、犯罪行為に至った、ということができますが、宗教教義の論議になりますので、これについては機会を改めます。
ともかく、ヴァジラヤーナ活動とは、救済のために、違法行為・犯罪行為を行なう活動の総称であり、特に、その最終的な目標は、オウム真理教麻原・麻原彰晃こと麻原智津夫死刑囚が主張した、世紀末にハルマゲドンが起こり、キリストが現れる、という予言について、「教団が軍事力を形成して、自ら実現しよう」という意味合いがあります。
さて、それでは、私が知り得た教団の違法行為、ヴァジラヤーナ活動と、それと関連した事項について、時系列的に順にお話ししたいと思います。
なお、以下の文章では、オウム真理教麻原・松本智津夫死刑囚については、オウム真理教時代に「麻原彰晃」と名乗り数々の犯罪を行ったことから、文中では「麻原」と表記しますのでご了解下さい。