オウム時代の反省・総括

6.公安審査委員会の決定(2009年1月)

6.公安審査委員会の決定(2009年1月)


                               2009年1月23日
報道関係各位
                               ひかりの輪 広報部

             本日の観察処分更新決定について

 本日、公安審査委員会は、当団体を処分対象に含める形で観察処分更新決定をしました。これに対する当団体の見解は下記の通りです。

                   記

1,本決定の中のひかりの輪に関する主たる指摘

「ひかりの輪」は、被請求団体とは別個の団体であって被請求団体には含まれないという今回の主たる論点について、公安審査委員会は、
「「ひかりの輪」が被請求団体とは別個の団体であって被請求団体には含まれないとの主張に理由がないことは前記第4・1で認定したとおりである。」
としました。

 その上で、公安審査委員会は、

「なお、「ひかりの輪」は、松本および同人の説くオウム真理教の教義からの脱却を目指して活動を行っている旨主張している。当委員会としては、「ひかりの輪」の設立経緯等に照らし、未だ脱却が行われたものと認めることはできないが、今後の「ひかりの輪」の活動が、両サリン事件等に対する真の反省に基づき実施されるものであると認めることができるか、また、被害者や周辺住民等の理解を得られるものであると認めることができるかを注視していくことにしたい。」
としました。

 なお、ここでの前記第4・1(ひかりの輪が被請求団体に含まれる理由)とは、以下の通りです。

「この「ひかりの輪」については、「アーレフ」の代表を務めていた上祐を始めとした被請求団体の構成員を中心に組織されており、設立表明時から現在までその参加者のほとんどは被請求団体の構成員として長年活動してきた者であること、代表役員として活動する上祐をはじめとして、その幹部は主に被請求団体において上位の位階を有する者によって構成されていること、「Aleph」及び「ひかりの輪」の双方の活動に参加する構成員が認められること、現在もその参加者がいわゆる「松本サリン事件」及び「地下鉄サリン事件」(以下、両事件を併せて「両サリン事件」という。)の関与者の支援活動に参加していること、その中心的活動場所は以前から被請求団体の主たる事務所として用いられていた場所であることなどの事実が認められる。

 それに加え、上祐を始めとした「ひかりの輪」で中心的に活動する者については、その設立の前後に、その設立目的等について、組織維持のため組織を二つに分けるべきだなどとする松本の言動やタントラ・ヴァジラヤーナに関する松本の言動等を引用しつつ、観察処分を免れて、松本の意思を実現するためである旨を繰り返し述べていたことなどの事実も認められる。

 これらの事実を総合すると、「ひかりの輪」は、松本に対して帰依し、松本の説くオウム真理教の教義に従う者によって、観察処分を免れ、松本の意思を実現することを目的として組織されたものであると認められ、その後の活動状況等を考慮しても、「ひかりの輪」は、依然として、松本及び同人の説くオウム真理教の教義を共通の基盤としつつ、被請求団体の重要な一部を構成しているものと認められる。」

2,本決定に対するひかりの輪の改善努力

 当団体は、これらの見解をしっかりと受け止めて、公安審査委員会ならびに国民の皆さんに安心していただけるような教団づくりのため、以下のような今後の活動改善に努めます。

 まず、今後の課題として指摘された2点については、

①両サリン事件等に対する真の反省に基づき実施されるものであると認めることができるか、という点について、今後以下の点に努めます。

  1 団体ならびの個人の反省・総括を更に深め、問題の解決策を実行する
  2 反省・総括の文書をHPや出版を通して一般に公開する
  3 賠償の継続的な実行に努める
  4 宗教テロの抑止のための社会貢献に努める

②また、被害者や周辺住民等の理解を得られるものであると認めることができるか、という点について、今後以下の点に努めます。

  1 被害者遺族の方々への謝罪と賠償の継続
  2 地域住民への情報提供や迷惑防止等の融和努力
  3 開かれた教団作り
   Ⅰ 観察処分や情報提供における公安当局への協力
   Ⅱ 団体の教義・活動の大半をHPを通して一般公開
   Ⅲ 外部監査役の設置による団体活動の透明化
   Ⅳ 外部の識者・他団体との交流・学習の推進

 次に、同一の団体と認定された根拠となった問題点については、

①その参加者のほとんどは被請求団体の構成員として長年活動してきた者であること、その幹部は主に被請求団体において上位の位階を有する者によって構成されていること、について

 これまでも進めてきたが、今後、当団体において、有能な者であれば、上位の位階を有していなかった者でも、役員・部長・指導員に採用する。

②「Aleph」及び「ひかりの輪」の双方の活動に参加する構成員が認められること、について

 ひかりの輪は、たとえAlephに参加する信者であっても、麻原からの脱却を行うひかりの輪に関心を持つ者は、長期的な視点から、麻原からの脱却を支援するために、最初からAleph脱会を強制しない方針をとってきており、これらの中に麻原の教材を一部破棄した者もいるので、今後とも彼らの麻原からの脱却にいっそう努力したい。

③現在もその参加者がいわゆる「松本サリン事件」及び「地下鉄サリン事件」(以下、両事件を併せて「両サリン事件」という。)の関与者の支援活動に参加していること、について

 これは、一人の出家者の個人的な活動であるが、誤解を招く行為は速やかに解消するように努めたい。

④その中心的活動場所は以前から被請求団体の主たる事務所として用いられていた場所であることなどの事実が認められる、ということについて

 これまでも適地への転居の可能性を探してきたが、主に団体を取り巻く社会状況のために実現しなかったものであるが、今後とも努力したい。

⑤その設立の前後に、その設立目的等について、...松本の意思を実現するためである旨を繰り返し述べていたことなどの事実も認められる、ということについて。

 これらの発言は以前のものであって、設立後にはなく、現在は団体の活動規定をもって禁じているが、今後とも、そのような誤解を招く発言・教化活動がないように、厳に努めるとともに、上記のように、真の反省・総括を繰り返し深め、一般に公開し、賠償に努め、テロの抑止に協力したい。
                                     以 上